SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送
SF・ファンタジー の紹介


美獣(上・下巻)青狼記(上、下巻)二重螺旋の悪魔(上、下巻)

 ジハード(全6巻)


ジハード(全6巻) 集英社文庫  定金伸治著

あらすじ
 時は12世紀後半。血に飢え、野心に満ちた十字軍は聖地をめぐる侵略をくりかえしていた。そんな野蛮なキリスト教世界に背を向け、英雄サラディン幕下のイスラム軍に加わったヨーロッパ人がいた。その名はヴァレリー。天才的な軍略で、彼はイスラム文明の危機を救えるのか?第1回ジャンプ小説・NF大賞に入選し、大好評を博した傑作歴史ファンタジーシリーズが大幅改稿でついに文庫化。 (1巻裏表紙引用)

寸評
 ロビンフッドやアイヴァンホーまで登場し、読者を楽しませようするサービスは盛りたくさんですが、人物の描写が薄く、映画の脚本を読んでいるような感じがしました。題材や設定が大変興味深いだけに少し残念でした。  とはいえ、深く考える事なく、純粋にストーリーを楽しめる作品ですので、通勤電車の中など息抜き時にどうぞ。


二重螺旋の悪魔(上、下巻) 角川ホラー文庫  梅原克文著

あらすじ
 遺伝子操作監視委員会に所属する深尾直樹は、ライフテック社で発生した事故調査のため、現地に急行した。直樹はそこで、かつての恋人・梶知美が実験区画P3に閉じ込められていることを知る。だが、すでに現場は夥しい血で染め上げられた惨劇の密閉空間に変質していた…。事故の真相に見え隠れするDNA塩基配列・イントロンに秘められた謎。その封印が解かれるとき、人類は未曾有の危機を迎える!恐怖とスリルの連続で読者を魅了する、極限のバイオ・ホラー。 (上巻裏表紙引用)

寸評
 1993年に朝日ソノラマより出版された、この作品はバイオ・ホラーの代表作<パラサイト・イヴ>より2年も早く誕生しています。筆者は第2作目の<ソリトンの悪魔>で、日本推理作家協会賞を受賞し、人気作家の仲間入りをし、この作品も部数が出ているようですが、上記の<パラサイト・イヴ>に比べて世間の評価は低いように感じます。個人的には、この作品のほうが、楽しめました。 内容は、「ハリウッド映画」の一言です。既読の方には、分かって頂けると思いますが。


青狼記(上、下巻) 講談社文庫  楡周平著

あらすじ
 大陸では微妙な力関係で五国のバランスが保たれていた。楽天は一番の小国である。その楽天に大国・奉金より盟約を結びたいとの申し入れがあった。条件は人質の交換。しかし、その裏には各々の国家の、そして重鎮たちの思惑が渦巻いていたのだ。世俗にまみれ、人生に翻弄され、それでもなお愛と勇気を武器に真摯に生きる若者を大スケールで描く感動巨編!(上巻裏表紙抜粋)

寸評
 中国古代の世界を素材にした架空歴史小説。主人公の成長物語として読めば、面白い。 主人公を含めた登場人物達の描写力も優れており、さすが、悪役ヒーロー<朝倉恭介>を生み出した作家である。敢えて不満を言えば、ストーリー展開に少し捻りが有れば、という所か。設定を頭の中で西洋中世の舞台に置き換えて再読すると、ありふれた小説になってしまいます。 とはいえ、優れた小説である事は、間違いないので、この手の小説が好きな方は、ぜひ一読を。


美獣(上・下巻) 集英社文庫  高千穂 遙著

あらすじ
 精悍な、猛禽のような顔つき、暗い眸と黄金に輝く髪、極限まで鍛えあげられた巨大な体躯の若人――美しき獣、ハリィデール。  すべての記憶をなくした彼は、自分自身を捜す旅に出て、荒野を越え、海辺の村にやって来た。折りしもその村が巨人族の襲撃をうけ、彼はそこで神々の戦士「美獣」としてグングニールの神槍を授けられ、闘うことになるのだった。  かくて、使命に目覚めた美獣の血と闘争と殺戮の日々がはじまった……。(上巻背表紙引用)

寸評
 内容については、説明の必要のないヒロイックファンタジーの王道です。 私がこの本を買った頃は、ヒロイックファンタジーは一般的でなく、現に私もこの本でヒロイックファンタジーと出会いました。 おそらく日本語で書かれたヒロイックファンタジー作品としては、もっとも古い内の一つであると思います。 現在では入手は難しいとは思いますが、古本屋で見つけたら、是非、手にとってみてください。


back       home